診察後の記録を音声入力で:声をスマホの外に出さずにメモする方法

はい、音声をスマホの外に出さずに、診察後のメモを音声入力できます。YOURIOはスマホの端末上の音声認識を使い、録音を保存することも送ることもありません。Magic · 標準がオフラインで文章を整えます。患者さんの情報を扱うなら、先にMemoryをどうするか決め(オフにするか、プライベートモードを使う)、クラウドAIの整形は所属先のルールが認める場合だけ使ってください。
患者さんが帰ってからの10分間
ドアが閉まり、次の患者さんまであと10分。いまの診察の内容は、まだ頭の中にはっきり残っています。何を訴えていたか、何を診たか、次に何をすると決めたか。話せば1分、スマホで打てば5分。一日の終わりにまとめて書けば、記憶を頼りに書くことになります。
医師、看護師、カウンセラー、心理職の多くが、一度は音声入力を考えたことがあるはずです。ためらう理由はシンプルで、音声がどこへ行くのか分からないから。患者さんの情報は、確かめていないサービスに渡すべきではないものの代表です。
いつもの方法が落ち着かない理由
- クラウドの音声入力は、認識のために音声をサーバーへ送ります。リアルタイムで処理してすぐ破棄するなど丁寧に扱うサービスもありますが、それでも患者さんの情報は第三者へ渡りますし、所属先がそのサービスを承認していないこともあります。
- ボイスメモに録って、あとで打ち直すと、患者さんの情報を含む音声ファイルができます。誰かが消すまで、それはスマホやバックアップ、共有フォルダに残ります。
- あとで全部打つなら情報は手元にとどまりますが、診察直後に覚えていた細かいところが抜けていきます。
YOURIOならこうなります
YOURIOは音声入力キーボードなので、ふだんメモを書いているアプリにそのまま話して入力できます。声は、スマホのシステムに組み込まれた端末上の音声認識で、スマホの中で文字になります。音声は話している間に処理され、録音も保存もされず、私たちに送られることもありません。Speakタブで言語をダウンロードしておけば、ネット接続なしで使えます。
Magic · 標準をオンにすると、YOURIOはスマホの中で文章も整えます。フィラーを取り、言い直したときは最後の言い方だけを残します。たとえば、
- 話した言葉:「えーと、症状は今朝の6時、じゃなくて7時ごろから。あのー、頭痛と吐き気あり、熱はなし。」
- YOURIOが入力する文:「症状は今朝の7時ごろから。頭痛と吐き気あり、熱はなし。」
この段階でクラウドに触れるものは何もありません。日本語の句読点や数字の書き方まで整えるのはMagic · 強化(クラウドAI)の役割です。フィラーを取るしくみについては音声入力の「えーと」を自動で消すをご覧ください。
スマホに何を残すかを決める
Memoryは、話した内容をまとめたYOURIOのプライベートなタイムラインです。残すのはテキストだけで音声は残さず、保存先はスマホだけです。ただし初期設定でオンになっているので、何もしなければ話した患者さんの情報もそこに残ります。選び方は3つです。
- Memoryをオフにする。YOURIOは入力するだけになります。その場合でも個人辞書はあなたの直しから学習しますが、残すのは言葉の組(聞き間違えた用語と、あなたの直し)だけで、文は残しません。
- 記録を書くあいだだけプライベートモードを使う。保存と学習の両方を一時停止します。キーボードにボタンがあるので、診療のメモのときだけオンにし、それ以外ではオフにできます。
- Memoryは残し、こまめに消す。Timelineから記録を1件ずつ、または設定の「すべての記憶を削除」でまとめて消せます。アプリをアンインストールすればすべて消えます。ほかにコピーはないからです。
AIで記録を組み立て直したいとき
Magic · 標準は話した順番を並べ替えません。Magic · 強化は、並べ替え、聞き間違いの修正、箇条書きまでしてくれますが、テキスト(音声ではありません)をクラウドAIに送ります。患者さんの情報に使う前に、所属先のルールを確認してください。特定のプロバイダーが認められているなら、自分のAPIキーを追加すれば、テキストはスマホからそのプロバイダーへ直接送られます。外部のAIが一切認められていないなら、自分が管理するパソコンでモデルを動かす方法があります。セルフホストのAI整形をご覧ください。データの流れの全体は音声入力は声をアップロードする?にまとめています。
正直にお伝えしたい限界
- 法令への適合は主張しません。YOURIOは医療情報に関するいかなる認証も主張していません。お伝えできるのはアプリが何をするかで、それが所属先のルールに合うかは所属先が判断します。
- 医療用語はスマホの音声認識次第です。端末上の音声認識は、薬の名前や専門用語を聞き取れないことがあります。よく使う用語は個人辞書に手で追加し、保存する前に必ず読み返してください。
- メモを入力するツールで、記録システムではありません。YOURIOは診察を録音せず、患者さんの言葉を書き起こさず、電子カルテなどの臨床ソフトにもつながりません。カーソルのある場所に、あなたが話した内容を入力するだけです。
- 守りの境界はスマホです。Memoryがオンなら、ロックを解除したスマホを開ける人は誰でも読めます。強い画面ロックを使ってください。
次の外来の前に設定しておく
- YOURIOをインストールし(ダウンロードリンクはこの記事の最後にあります)、YOURIOキーボードをオンにします。
- Speakタブで言語をダウンロードし、一度機内モードで試します。
- Memoryをオフにするか、記録のときはプライベートモードを使うと決めます。
- よく使う薬の名前や用語を個人辞書に追加します。
- 次の診察のあと、メモアプリに記録を話して入力し、保存する前に読み返します。
ネットがない場所や、クラウドのツールが禁止されたネットワークで働くなら、オフラインの音声入力をどうぞ。依頼人との電話のあとに同じ悩みを抱える弁護士の方は、こちらのガイドをお読みください。
よくある質問
音声をクラウドに送らずに、患者さんの記録を音声入力できますか?
できます。YOURIOはスマホの端末上の音声認識で音声を文字にするので、音声はスマホにとどまり、保存されることもYOURIOに送られることもありません。フィラーの除去と言い直しの整理も、Magic · 標準がスマホの中で行います。テキストを送るのはMagic · 強化のような任意のクラウド機能だけで、それも自分で設定したときに限られます。
YOURIOは患者さんの情報をスマホに残しますか?
Memoryがオンのときだけで、Memoryは初期設定でオンです。残すのは話したテキストだけで音声は残さず、保存先はスマホだけです。Memoryをオフにする、記録のあいだだけプライベートモードを使う、Timelineや設定から記録を削除する、のいずれもできます。
YOURIOは診療記録への利用が認められていますか?
YOURIOは認証や法令への適合を主張していません。説明しているのは動作です。音声はスマホから出ず保存されない、Memoryはスマホにとどまりオフにもできる、クラウドAIは任意でテキストのみ。患者さんの情報に使う前に、所属先のルールを確認してください。
医療用語や薬の名前は認識されますか?
スマホの端末上の音声認識次第で、専門用語は聞き取れないことがあります。YOURIOの個人辞書に言葉を手で追加でき、YOURIOが入力した直後の言葉を同じように2回直すと、自動で追加されます。

