音声入力で言い直しまで入力される?「3時、じゃなくて4時」を最後だけに

話している途中で言い直すと(「3時、じゃなくて4時」)、ふつうの音声入力は両方を入力します。YOURIOのMagic · 標準は最後の言い方だけを残します。言い直しの言葉を見つけ、取り消した部分を消して、言いたかった方を残すのです。ルールはスマホの中で動き、オフラインかつ無料です。言い直しの言葉なしに考えを変えた場合は、Magic · 強化が対応します。
「土曜の10時、じゃなくて11時」
車に向かって歩きながら、お客さんとLINEで内見の時間を確認しているところです。「土曜の10時、じゃなくて11時に正門で」。人はこう話します。言いながら間違いに気づき、声に出して直す。
ふつうの音声入力は「土曜の10時じゃなくて11時に正門で」と入力します。お客さんはどちらの時間なのか読み解く必要があり、10時に来てしまう人もいるでしょう。結局、立ち止まって文の途中に親指を置き、「10時じゃなくて」を消して、もう一度確認する。それなら最初から打ったほうが速かったかもしれません。
名前でも起こります。「契約書は田中さんに、あ、やっぱり佐藤さんに送って」。曜日でも。「木曜、いや金曜にしよう」。どれも小さな間違いですが、時間や名前をお客さんに取り違えさせる種類の間違いです。
ふつうの音声入力にこれができない理由
音声認識の仕事は、聞こえたことを書き取ることで、きちんとそうしています。でも「違う」が言い直しなのか、「金額が違う」のように内容なのかは区別できないので、全部残します。文字起こしとしては安全な選択ですが、メッセージとしては間違った選択です。
よくある回避策には、どれも代償があります。止めて最初からやり直せば、考えの流れが切れます。文全体を言い直しても、2回目が1回目を置き換えるとは音声入力には分かりません。手で直せば、避けたかった入力作業そのものです。
Magicが最後の言い方だけを残すしくみ
YOURIOはスマホの端末上の音声認識で声を文字にし、音声は保存されず、YOURIOに送られることもありません。文字が入力される前に、Magic · 標準が「じゃなくて」「ではなくて」「いや」のような日本語の言い直しの言葉を探し、取り消された部分と新しい部分を突き合わせて入れ替えます。言い直しの言葉も一緒に消えます。
| 話した言葉 | YOURIOが入力する文 |
|---|---|
| 土曜の10時、じゃなくて11時に正門で | 土曜の11時に正門で |
| 明日の3時、いや4時でお願いします | 明日の4時でお願いします |
| 集合は9時半、ではなくて10時です | 集合は10時です |
音声認識が「3時」と書いても「三時」と書いても、言い直しの前に読点があってもなくても動きます。同じ考え方を言語ごとに調整していて、英語なら「no」「I mean」、中国語なら「不對」を探します。
これはすべてスマホの中のルールで行われます。ネット接続もアカウントもAIも要らず、文字数の制限もありません。クラウドAIのモデルを選んでいないときにキーボードで使われるのも、このしくみです。
Magicがあえて手を付けないもの
張り切りすぎる言い直しのルールは、ないより悪いものです。言うつもりだったことまで消してしまうからです。だからMagicは慎重です。
- 幅や概数はそのまま。「二、三百人くらい来ると思う」は言い直しではありません。250人のような一つの数字にもしません。
- 「いや」「違う」だけでは、ほとんど動きません。「彼が言ってた金額は違うと思う」の「違う」は内容です。ルールが「いや」「違う」を言い直しとして扱うのは、「3時、いや4時」のように前後に同じ種類の時刻があるときです。
- 意図を推測しません。言い直しの言葉がなければ、ルールは「考えを変えた」とは判断せず、文をそのままにします。
Magic · 強化:名前の言い直しや、合図なしの心変わり
「やっぱり」で名前を言い直したり、「じゃなくて」と言わずに考えを変えたりすることもあります。「7時の席を予約しよう。あ、でも子どもが疲れちゃうから6時にしよう」。Magic · 強化はテキスト(音声は送りません)をクラウドAIに送り、最後の選択を残します。理由をかっこに入れて、メッセージの意味が通るようにすることもできます。端末上のルールが確実に扱うのは「3時、じゃなくて4時」のような時刻の言い直しで、名前や曜日、人数の言い直しの判断はMagic · 強化が担当します。
AIの答えは、入力される前に事実チェックを通ります。
- あなたが言っていない数字、名前、「ない」を付け足してはいけない。
- 取り消した部分は消えていなければならない。
- 最後に言った数字や名前は残っていなければならない。
チェックに通らなければ、YOURIOはルールで整えた版を入力します。最悪でも少し整い方の足りないメッセージになるだけで、言っていない時間が入ることはありません。
Magic · 強化は、YOURIO AI(ログインして使う。毎週2,000字まで無料、またはYOURIO Proで月額US$2.99。価格はApp Store/Google Playに表示される現地通貨の価格が適用されます)か、自分のAPIキーで使え、後者なら私たちによる上限はありません。
正直にお伝えしたい限界
- すり抜ける言い直しもあります。はっきりした合図なしに場所を入れ替える(「駅前のカフェ、大通りのほうじゃなくて」)ような言い直しは、ルールではまだ突き合わせられません。「私、私」のような一語の言いよどみが残ることもあります。
- Magicが直せるのは、スマホが聞き取った内容だけです。音声認識が数字を聞き間違えたら、Magicは聞き間違えた数字を残します。送る前に時間と名前をさっと確認してください。
- Magic · 強化にはネット接続が必要で、選んだクラウドAIにテキストを送ります。Magic · 標準はスマホから出ません。
試してみる
- YOURIOをインストールし(ダウンロードリンクはこの記事の最後にあります)、Speakタブで言語をダウンロードします。
- スマホの設定でYOURIOキーボードをオンにします。
- どのチャットでもYOURIOキーボードに切り替え、Magicをオンにして「明日の3時、じゃなくて4時」と話します。
- 合図なしの心変わりや名前の言い直しまで整えたいなら、ログインするか自分のキーを追加して、Magicを「強化」に切り替えます。
言い直しは、話し言葉の乱れの一部にすぎません。フィラーについては音声入力の「えーと」を自動で消すを、考えが一行の長い文になってしまうときは話したリストを箇条書きにするをどうぞ。最終的に何時で決まったかをあとで確認するなら何を約束した?を、名前がいつも間違って出るならよく使う名前をスマホに覚えさせるをご覧ください。
よくある質問
音声入力で、言い直した部分を消すにはどうすればいいですか?
言い直しの言葉を理解する音声入力キーボードを使います。YOURIOのMagic · 標準をオンにして「3時、じゃなくて4時」と話すと、入力されるのは「4時」だけです。言い直しの言葉と取り消した部分は、スマホの中のルールが消します。オフラインで無料です。
YOURIOはどんな言い直しの言葉を理解しますか?
日本語なら「じゃなくて」「ではなくて」「間違えた」「訂正」「いや違う」などです。言語ごとに独自のリストがあり、英語なら「no」「I mean」、中国語なら「不對」などです。「いや」「違う」は内容として使われることも多いため、ルールが言い直しとして扱うのは「3時、いや4時」のような時刻の言い直しのときです。
AIがメッセージの時間や名前を変えてしまうことはありますか?
ありません。Magic · 強化の結果は、入力される前に必ずチェックされます。言っていない数字、名前、否定を付け足してはならず、最後に言った時間や名前は残っていなければなりません。チェックに通らなければ、YOURIOはルールで整えた版を入力します。
言い直しの処理はオフラインでも使えますか?
使えます。Magic · 標準はスマホの中で動くルールで言い直しを処理するので、言語をダウンロードしておけばネット接続なしで動きます。ネット接続が必要なのはMagic · 強化だけです。

